“花”と“映像”オルキス通信2006 冬号

オルキス通信Web版2006冬号　Updated December 4, 2006

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（上写真）22時を過ぎても作業は続きます。ここ最近、納期滑り込みセーフ！って感じになってます・・・が、手抜きはいたしません！！

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	お薦めフラワーギフト商品オーダーメイド作品アルバム味どころ観光スポット・見山の郷沖縄ロケ日記～猛暑の中の慰霊祭

2006年最後のオルキス通信です。事情あって、夏号より5ヶ月ぶりのオルキス通信（汗）ということで、時期はずれな上、クリスマスや正月はどこ？と言われかねない内容ですが、限られた時間の中で頑張って記事を作りましたので、どうかお許しを。。。さて、2007年はプチレッスン・新商品紹介など「花」の割合を増量し、お薦めの美味しい店・映画上映会のお知らせなどいろいろ詰め込んでいくつもりです。それでは、皆様、良いお年をお迎えください。

2007年お正月の作品

　～販売は終了いたしました～　

No.A23　お正月のリース

（写真上）

メインにプリザーブドフラワーの赤バラを使用。リース直径約20センチ。限定品3,780円(税込・送料別)

No.A21　お正月アレンジ2007Ver.

（写真左）

シルクフラワーを使用。全高約50センチ。限定品4,200円(税込)
※畳台は附属しません。

　魅力溢れるシルクフラワー作品たち　

オルキスが製作したシルクフラワー・アレンジの最新作をアルバム風に並べてみました。それぞれの作品が持つ独特の美しさと溢れる魅力を感じてください。
【注】ここに掲載している作品は実際にオーダーメイドでご注文いただいたもの及びレンタル・ディスプレイ用に製作した作品の一部です。写真やナンバーをクリックすると詳細な画像を見ることが出来ます。

【作品製作・監修／濱名玲子】

他の作品を見る　　

シルクフラワー商品販売


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見山の郷（みやまのさと）

周囲は、もう畑、畑、畑という感じ。ここだけ異空間です。

※「故郷（ふるさと）を訪ねて」

◆見山の映像はコチラ故郷ビデオ制作編CM 12MB／2分20秒
音楽／山田潤一　撮影／井村征爾

地元で採れた食材を楽しむ

今回は、オルキスが制作する映像作品※『故郷を訪ねて』の舞台となる大阪・茨木市見山より「見山の郷」をご紹介します。
見山は茨木市の北の端に位置し、ところどころ赤く色づいた山々に囲まれた（1１月中旬時点）、木造民家と畑が連なるとてものどかな場所です。
ここに「見山の郷」があり、農家の方々から寄せられた新鮮な野菜を始め、味噌、佃煮、漬物、ケーキやお餅、アイスクリーム（黒胡麻、紅芋味！！）など様々な商品が並べられ、平日でもお昼頃になるとたくさんのお客で大賑わいです。
食堂コーナーのお薦めは、地元で採れる食材を使った昼定食（750円）。これが大変な人気で、なんと12時半には品切れになってしまうほどで、この定食を食べたい方は早い時間に行った方が賢明ですョ（笑）。もちろん、麺類、珈琲などのメニューもありますので軽食、喫茶もOKです。これから時期的に寒くなりますが、外のテーブルに座って一服するのも良いかと思います。
この近辺にある、竜王山自然歩道から展望台までの片道1.4km程のコースはなかなかのお薦めです。展望台からの眺めは素晴らしく、晴天であれば大阪梅田のスカイビルまで見ることができます。すぐ脇に竜王山荘という宿泊施設（食堂、テニスコート付き）があるので、遠方の方はぜひともこちらをご利用ください。ちなみに、撮影スタッフもこの竜王山荘に一泊しました。

■阪急バス「長谷口バス停」下車すぐです。敷地内には駐車スペースがあります。
■主な販売品・・・野菜、龍王みそ、米粉パン、花、餅、米、その他農産加工品など
■営業時間
　　1～3月・・・10時～15時（ただし、土・日・祝日は9時より）
　　4～12月・・・9時～17時（ただし、土・日・祝日は8時より）

竜王山・展望台からの眺め。絶景です。

de愛・ほっこり見山の郷
所在：大阪府茨木市下音羽313

地図を見る
　
電話：072-649-3328
（見山の郷交流施設組合）
定休日：火曜日

沖縄撮影ロケ編～猛暑の中の慰霊祭～

		プロローグ

6月22日から三日間、オルキススタッフは沖縄に滞在しました。目的は沖縄最南端にある摩文仁（まぶに）で行われる航風会主催合同慰霊祭を撮影し、一本の映像作品として完成させるものです。
企画が上がった4月の時点では、今年が最後となる同慰霊祭の模様を記録し、映像（DVDビデオ）として残したいということでしたが、航風会役員の濱名甲子男氏と協議を重ねていくうち、良い機会なので現在の沖縄の街、文化遺産、海岸などの風景も可能な限り収録し、最終的に“ドラマチック”な作品に仕上げることになりました。
事前にネットや図書館で資料を集め、現地での撮影スケジュールをおおまかに決めて、22日(木)早朝、大阪・伊丹空港を出発したのでした。

		６月２２日(木)　那覇空港～首里城～琉球舞踊

お昼に那覇空港に到着。飛行機から出るとむせ返るような熱気が漂っています。日差しは強く、完全に真夏。雨模様で少々肌寒かった大阪とは、かなりのギャップです。さっそく、お迎えに来てくださった地元のおばあさんたちと空港内の喫茶店に入り、しばし休憩。皆さんが自由にお喋りしているところをカメラに収めさせていただきました。戦時中の話題に触れ、負傷した兵隊さんの傷口に無数に湧いたウジ虫が、実は意外な効能をもたらしていたという興味深いお話にスタッフ一同「へぇ～っ！」と感心しておりました。

那覇空港から、平成15年に開通したばかりの都市モノレール・ゆいレールに乗り、国際通りの端にあるSホテルに向かいます。駅を降りると、あまりの暑さに汗が吹き出し、シャツが肌にベッタリ張付いてなんだか憂鬱な気分。追い打ちをかけるように立ち並ぶラーメン店から漂う豚骨独特の臭気と湯気にギブアップ寸前です（泣）。
ホテルでのチェックインを済ませ、撮影スタッフはさっそく朱里城を訪れました。巨大な首里城の鮮やかな赤（朱）と空の抜けるような濃い青との組み合わせは素晴らしく、まるで美しい絵画をみているかのようでした。その後、タクシーで国際通りに入り、公設市場などを撮影してから午後8時頃、料亭「四ッ竹」を訪れました。沖縄料理に舌鼓を打ちながら初めて見る琉球舞踊を撮影し、最後に踊り子の皆さんと記念写真まで撮らせてもらえて、ちょっと嬉しかったかも（笑）。Sホテルに戻り、翌日の慰霊祭撮影に備えて早めの就寝となりました。

		６月２３日(金)　摩文仁・風部隊碑戦没者慰霊祭

朝食は洋食のビュッフェ。お惣菜、卵料理、パン、ご飯、フルーツと、いろいろ美味しいものがたくさんあって上機嫌♪なかでもお気に入りは牛乳、ヨーグルトなどの乳製品。どういうわけか、メチャクチャ美味なんです。いいねぇ～、沖縄！！
那覇空港近くのレンタカ摩文仁の海岸

ー営業所で移動用に車を1台調達し、私の運転でさっそく摩文仁へ出発。信号毎に立っている警察官を横目に、今日は小泉首相が沖縄に来てるから混雑するかなぁとか、昼からの慰霊祭は死ぬほど暑いだろうなぁ…、などとぼんやり考えながら車を走らせていました。
摩文仁には昼前に到着したものの、すでに仮設駐車場らしき広場の出入口は予想通りの大渋滞。一旦荷物を下ろし、私だけ車中で順番を待つことにしました。結局、慰霊祭会場からかなり離れた所に車を停めるはめになり、この時点でもうすでに疲労こんぱい。車から降りると、熱い風とアスファルトが真っ白に見えてしまうほどの強烈な照り返し。アアッ、めまいが・・・。恐るべし、沖縄！！

白いテントの会場にどうにかたどり着き、航風会役員の方々にご挨拶。ここで昼食の弁当が配られたものの、暑さで全く食欲もわかず、お茶を口にする程度にして、撮影等の準備に取りかかりました。
そして午後1時、第29回風部隊碑戦没者慰霊祭開始。今年が最後ということもあってか、参加者は例年を上回る人数で用意されていたパイプ椅子が足りないほどです。

開会の辞、濱名氏らの慰霊の言葉、参加者全員の合唱を経て、M会長の挨拶をもって慰霊祭は終了しました。
奇跡的に生還された方たちやご遺族の方々の――戦争という過ちを二度と繰り返してはならない――このメッセージを後世に伝えていく、という確固たる願いが、私たちスタッフの心にもしっかりと伝わってきました。
この後、1時間ほど時間を割いて近くにある海岸などを撮影。濱名氏の話によると、今は美しいこの海岸も、当時は米軍の船で包囲され、弾が飛び交い、たくさんのご遺体があったそうです。それを裏付けるように周囲には多くの碑が設けられていました。

Yホテルでの慰霊祭打ち上げを終えた頃、外はすっかり暗くなっていました。せっかくなので、この時期ライトアップされている首里城を見ようと車を走らせたのですが、道に迷ってどうにもたどりつけません（泣）。結局、少し離れた場所から首里城を眺めることになってしまいましたが、それはそれでとても綺麗でした。

		６月２４日(土)　平和祈念公園

撮影最終日となる、この日も快晴です。
午前中、井村監督が近くの海岸で海水浴を楽しんでいるスキ(笑)に、ホテルの喫茶コーナーで残りのスタッフ、航風会M会長及び濱名氏がミーティングを行いました。ラストカットになる平和祈念公園内「平和の礎（いしじ）」までの道案内を沖縄在住のM会長にお願いし、最終日ゆえ現地で撮りこぼしがないよう行程を細かく決めていきます。
井村監督がホテルに戻ったところで、平和祈念公園へ出発。途中、監督のアイデアにより広大なサトウキビ畑に入っていって濱名氏とM会長の二人が並んで歩いているシーンを撮影。実は、このサトウキビ畑にはハブ（毒ヘビです）が生息しているとのこと。それはアカン・・・というわけで、私は車から降りませんでした…ゴメン！！

M会長お薦めの摩文仁海岸にほど近いレストランでビュッフェのランチを堪能し、平和祈念公園へ。お供え用の花を買って、平和の礎に向かいました。
ここには沖縄戦の犠牲となった方々23万9千人の名前（軍人・民間人問わず）が刻まれた膨大な数の刻銘碑が整然と並べられています。敷地内にはATMのような端末機があり、それに名前を入力するだけで該当する碑の案内地図を紙に印刷してくれるという大変便利なシステムがあり、おかげで迷うことなくお参り出来るようになっています。平和祈念公園

ラストカットを無事に撮り終え、碑に合掌した後、井村監督と私の二人だけで公園内の風景を撮影することにしました。順調に撮影を進めていく中、ひとつだけどうしてもたどりつくことが出来ない場所が…。超が付くほど炎天下なのに、帽子も被らずウロウロ歩いていたせいか、その場所を探し当てた時にはすでに意識が朦朧とし始めていて、正直危険な状態…。どうやら案内表示板の矢印が逆！だったようで、直しとけよー！！いや、訂正しておいてくださいね、と怒る気力さえ残っておらず、ようやく見つけたトイレの中で蛇口から直に水をかぶって頭を冷やし、皆と合流。飛行機の出発時間が迫っていることもあって息つく間も無く、私は那覇空港まで車を走らせたのでした。…って、二人とも熱中症ぽいのにスルーですか、そうですか！！（泣）

少々、というか凄まじく慌ただしい沖縄ロケではありましたが、このような機会を与えてくださいました航風会の濱名氏、M会長並びに関係者の皆様には、スタッフ一同本当に感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。（企画担当：薮野）

　そして・・・

あのような戦争を二度と繰り返してはならない・・・

■

平成18年6月23日、沖縄県内各地で慰霊祭や反戦集会が行われた。沖縄最南端・摩文仁（まぶに）の地においても「第29回風部隊碑戦没者慰霊祭」が開催され、全国から駆けつけた参加者は沖縄戦の犠牲者及び戦没者の冥福と恒久の平和を祈念した・・・。
この映像作品は、今年が最後となる風部隊慰霊祭（航風会主催）を記録し、併せて沖縄の風景を撮影・編集したものです。撮影スタッフは61年前の悲劇の上に、現在の美しい沖縄の姿が在ることを痛切に感じました。

クリエイティブ・オルキス製作／本編60分＋上映会風景映像／特製DVDジャケット

企画／	浜名甲子男【航風会】薮野幸治【オルキス】浜名玲子【オルキス】		オープニング映像 1分30秒　5MB
監督／	井村征爾【青春組立式キット】

■

本ＤＶＤには、初上映（2006年8月12日『リバース５・夏の上映会』の模様が収録されています。

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